NICO chocolaterie

2015 /

喫茶室のある菓舗。喫茶空間の中央にキャンティレバーで持ち出したコンクリートテーブルを打設。その上の、球磨川と筑後川の小石を混ぜた黒モルタルをサンダーで研ぎ出した天板は、左官職人の原田進氏との対話の中から生まれた。それはまるで菓子の断面のようである。天板側面のベースコンクリートと黒モルタルの研ぎ出しを、有機的なラインで層状に重ね、菓子の層の美を表現している。


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6m×1.5mの奥行きあるテーブルを複数組の客が囲む。同グループの客は対面に座るのではなく、隣り合わせもしくは角を利用して座る。対面の他の客とも充分な距離が確保され、ゆったりと寛ぐことができる。


天井は通常下地に用いられるスギ端板を、荒材のままヘリンボーン張り。


壁の押縁は無垢材を決り、影を出して奥行きをつけている。花器は橋本祭由(如庵陶房)。



無垢板と真鍮無垢棒の脚のディテール。障子は雪見障子。


絵画はナカシンイチ。F120号。



テーブル天板のディテール。


Photo : Hiroshi Mizusaki


概要

設計 : 下川 徹
照明 : IMMAGE (担当 / 山川幸祐)
施工 : 藤匠住宅 (担当 / 城戸孝史)
左官 : 原田左研 (担当 / 原田進)
建具 : 前田建具 (担当 / 前田英治)

所在地 : 福岡県小郡市
用途 : 菓子店
計画面積 58.24㎡


提案模型